女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、一般的には8~9歳ごろから卵巣で分泌されて、女性らしい体へと導いてくれます。
思春期になると、乳房や子宮・膣の発育を促したり、身長や体重の増加に役立ててくれます。
女性特有のまるみをおびた体を作るのもエストロゲンです。
具体的にエストロゲンの役割についてまとめると
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エストロゲンの役割
・女性らしいからだを作ります。
・自律神経を安定させる働きがあります。
・コラーゲンの産生を促して、美肌をつくります。
・血管や骨、関節、脳などを健康に保ってくれます。
エストロゲンの分泌量の変化
思春期10歳 ~ 18歳 | 初潮をむかえ、性成熟期に向うにつれエストロゲンの分泌が増える。 |
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性成熟期18歳 ~ 45歳 | エストロゲンの分泌が安定している。 |
更年期45歳 ~ 55歳 | 閉経の前後5年間は、エストロゲンの分泌は急激に低下して、 体調に変化が起こりやすい。また、月経周期も変化して、閉経になります。 |
老年期55歳 ~ | エストロゲンの分泌がわずかになり、生活習慣病にもかかりやすくなります。 |
エストロゲンの低下による症状・障害
エストロゲンの減少によって以下のリスクがあるそうです。
・物忘れ、うつ
・心臓、血管疾患のリスクの増加
・コレステロール、中性脂肪の増加
・乳房の萎縮
・皮膚の萎縮や色素の沈着
・骨量の減少
・性器の萎縮
・排尿障害
充実した生活を送るためには
日本女性の平均寿命は87歳と、とても長寿になりましたけど、残念ですが寝たきりの生活は10年以上あるという現実もあります。
日常生活に制限がない期間を健康寿命といいますが、女性の場合平均76.32歳だそうです。
女性の場合気をつけてもらいたいのが、骨折や骨粗しょう症による寝たきりになってしまうことなんだそうです。
なので、更年期をむかえる女性の方は、エストロゲンの摂取は必要不可欠なものなんです。
エストロゲンが含まれる食品
食事では、ダイズ由来食品を取り入れるようにしましょう。
ダイズ由来食品には、大豆、豆腐、納豆、みそ、おから、油揚げ、きな粉などで、ダイズイソフラボンが多く含まれています。
理由は、ダイズイソフラボンとエストロゲンの分子構造が似ていて、エストロゲンの働きを助けて、足りない部分を補助するからだそうです。
サプリで摂取する
手っ取り早くサプリでエストロゲンを摂取するの良いかもしれませんね。
まとめ
エストロゲンは、女性にとって若いうちは体内で分泌されるのですが、更年期を境に急激に低下し、体調の変化や月経周期の変化で閉経になりやすい、生活習慣病にもなりやすくなりますので、更年期をむかえた女性の方は、気を付けてエストロゲンの摂取に心がけて下さい。
大豆由来食品を食事から摂るか、毎日忙しい方にはサプリメントから摂取するのが良いかもしれません。